桜が咲いた、桜が散ったという話題を耳にするが、当地でもゆっくりと春が到来している。雪が融けて顔を出し始めたフキノトウ。日当りがいい場所では葉が開き、すっくと立っている。通勤途上の人通りのほとんどない場所で2、3日前に確認していたが、昨日見ると手の届く範囲は誰かが採集した後だった。天麩羅にして春を味わったのだろうか。春先は雪崩注意と看板の出る道路脇の山肌にポツリポツリとある黄緑色が目を引く。手を伸ばしていくつかいただく。これから次々と出てくるので、その日食べる分だけで十分だ。
山菜採りには熱心ではないので、山ウドなどを買うこともあるのだが、フキノトウだけは買ったことがない。事務所周辺もたくさん出てきた。雪の山がすっかり融けるのはいつになるだろうか。