今朝、うっすらと車に雪が積もっていた。スノータイヤを外してしまったので困ったなぁと思ったが、路面に雪はなく日中は快晴の妙高高原だった。しかし海沿いは強風だったらしい。高田の方がお昼頃にあられが降っていると教えてくれた。夕方市役所で会った方も、高田に花見に行く予定だったのに、荒天なので中止したと話しておられた。
今年は本当におかしな天候だ。昨年の記録を見てみると、4月14日には妙高高原でも桜の花がほころび始め、16日には妙高サンシャインの桜並木が満開だとある。今日までにここで見かけた花はキクザキイチゲのみ。日当りのいい場所で一輪だけ花開いていた。
4月も半ばになったが、いっこうに春になったという気がしない。
たしかに毎日見る妙高山は、雪が融けて黒く見える部分が増えてきているし、裏の沢も増水し犬も躊躇するくらいの勢いで流れている。手を入れれば数秒も我慢できないくらいの冷たさだ。除雪した雪の山の嵩も減ってきている。地面は雪融け水が溢れ、水路を作ってあげなければならない。着実に雪は融けている。
春を感じるのは何によってだろうかと考えてみた。黒い土から蒸気が上がり、青々とした草とのコントラストを目にしたとき。一面真っ白だった庭先に色とりどりの花が咲いたとき。外にテーブルと椅子を出して、昼ご飯を食べたくなるとき。 分厚い衣類を脱いだとき。
まだまだ気温が足りない。