1/07/2013

旅行委員が大活躍してくれました


 今朝は朝焼けがとてもきれいでした。そして一日快晴。ゲレンデは月曜日ですいているし、雪質も最高のコンディション。朝食を終えると最終日を楽しもうと続々と中学生達が出てきました。一番上からSの字を描きながら滑り降りてくるスノーボードの生徒たちは、昨日初めて習ったばかりとはにわかに信じられません。自信に満ちた表情をしていました。

5時半に起床しテントを撤収して歩いて帰って来た雪中泊組。9時前に宿の前に到着。行程とおりに実施できました。相当頑張った11人の中学3年生たちの表情も自信に溢れています。彼らはこの後スキーとスノーボードに興じました。疲れを知らない少年達の体力には驚かされます。

2泊3日のクラス旅行は天候にも恵まれ、怪我も病気もなく終えました。


今回の旅行では旅行委員の生徒が大活躍してくれました。旅行前はこまめに電話連絡をくれ、試験中もクラスメイトのレンタル希望や質問等を取りまとめてくれました。旅行中も彼に一言連絡をすると全員に徹底され、40人近い集団がひとつにまとまって行程通りに進みました。旅行委員を初めてやったとは思えないほどの仕事ぶりに、大変感心させられました。

この学校では生徒が旅行企画を立て、直接外部の人と連絡を取り合って計画を進めていくという伝統があります。中学1年生の1学期からこの取り組みは始まり、6年間積み重ねていくので生徒にとって大きな学びがあると思います。それを見守る先生方も素晴らしいです。教員をしている友人に話すと、生徒に任せるのは勇気がいる事だと言っていました。教員がやった方が仕事は速いし間違いもありません。しかし学校で行う旅行も教育の一環であり、生徒自身が学ぶ場をより多く設定することは大事であると、実際に10年ほどのこちらの学校とのおつきあいから私が感じていることです。
宿の方が食事している彼らが大変お行儀がよく、静かであると褒めておられましたが、そんなところも学びが生きているのだと思います。