昨日の深夜、久しぶりにパン種をこねた。強力粉1.5キロ分。
今日、無事15人のお腹の中にはいった。
1月にホームベーカリーを購入してから「手づくり」から遠ざかっている。ホームベーカリーは本当に簡単なのだ。ただ材料を計るだけ。米を研ぐより簡単。従って最近はパンを作る頻度の方が高い。そしてずっと懐疑的であった味も文句無しなのだ。
それで「手づくり」。何年ぶりだろう。しかも量も多いときている。森でのランチのために深夜の仕込み。現地でこねてもいいのだが、他の調理もあるし久しぶりだしで、仕込んでいくことにした。気温が高いから発酵のし過ぎが怖い。そして材料の配合。ネットや手持ちの料理本をあれこれ調べ、結局いつも作る食パンと同じ配合にした。もう暗記している配合。強力粉250g、バター10g、砂糖大さじ2、スキムミルク大さじ1、塩小さじ1、水180cc、ドライイースト小さじ1。
こね方を一瞬忘れる。叩いたり伸ばしたりまとめたり。汗が出てくる。深夜なのに暑い。発酵しすぎないでと祈る。端を引っ張って切れるようならまだダメ。こねてこねてこねまくる。漬け物用の厚めのポリ袋にいれて、しっかり紐で縛って冷蔵庫。これはあるパンの本からの引用。やろうと思っていて、ホームベーカリーを買ってしまったから使う事無くずっと戸棚にあったポリ袋がようやく役に立った。どのくらい膨らむかなと思いながら就寝。
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本では12時間冷蔵庫なんだけれど、今日は6時間。2倍くらいの膨張。それを持って森へ行く。森の中でまた膨らむパン種。発酵しすぎないでと祈る。カレーを作りながらも気になるパン種。5才の子どもが「いつパンが食べられるの?」と待っている。
カレー鍋をかけたかまどの火力が上がらない。うーん。火吹き竹で一生懸命吹いて、ポリ袋のパン種を平らにして、また火吹き竹。平らになったパン種を等分に切り分けていると、また5才の子どもが「パンはいつ食べられるの?」。等分したのを丸めて、棒にアルミ箔を巻いて、みんなを呼ぶ。
細長くして、棒に巻いて、焚き火のおきでゆっくり焼いて下さい!
たくさん食べそうな6年生の男の子には、丸めたのを二つ。薄く巻いた方がいいよ。厚いと中が生ってこともあるから。
ダッチオーブンにも丸めたのを5個並べて、焚き火にかける。
焼けたよー食べていい?と5才の子。カレーが間に合ってない!あと3分待ってといったけれど、味見したみたいだった。おいしいの声。
ダッチオーブンのパンはこんがりきつね色で、ふっくら膨らんでものすごく美味しそう。みんなに見せる。
12時の町の放送と同時にカレーができて、夏野菜たっぷりのカレーとパンのランチ。パンの方がご飯よりたくさん食べられるようで、汗タラタラでこねた1.5kgの粉で作ったパンはあっという間にみんなの胃袋。
写真を撮る暇もなかったよ。
あ、焚き火は子どもたちが自分で作った。文明の利器はマッチのみ。白樺の樹皮とあぶらちゃん使って。
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ポリ袋活用はこの本を参考にした。ブリオッシュ生地で作るパンがおいしそう。
2日に1度は焼いている。