4/01/2012

春なので

東京から桜の便りが届いた。妙高高原はといえば、小雪。それでも、先日ハイキングしたキツネ池で蕗の薹を見つけた。雪が融けて地面が出ているところは、しっかり春だった。写真はキツネ池から見えた妙高山(3/29)。葉の落ちた季節限定の景色だ。


ちらちら降る雪も、この季節となればどうということはない。薄茶色に変色した雪をきれいにカバーしてくれるので、むしろありがたいくらいだ。こんな悠長なことをいえるのも、春だから。


久しぶりに山を下り、少し大きな町に出かけた。三ヶ月ぶりだろうか。伸び放題だった髪を切る。セールも既に終わったアウトドアショップを覗く。日焼けし過ぎた肌のために、コスメショップで某メーカーのお高いラインの試供品をもらう。買物リストを消化するべく歩くも、あっという間に用が済んでしまった。山にいると車で往復1時間強、探しても物がないということがしばしばなので、軽くショックを受けた。便利だ。見渡せば豊富な物量。ふと、売れない物の行く末などを考えてしまう。全ての物が必要な人の手に渡るわけではないのだと、当たり前のことに妙に不可思議な気分になる。そして、物量攻撃に無駄に物欲を刺激されてしまう。

除雪とスキーハイキングに明け暮れた冬は終わりだ。本格的な春の訪れの前に、自分のメンテナンスをしようと思う。まずは歯科の予約だ。悪いところはないが、半年に一回の検診を放置したままだった。それから日焼けで出来たシミとそばかすだ。だが、お高いラインの基礎化粧品でも、すでに手遅れの我が肌。さて、どうしたものか。放置?