スキーやスノーシューでいくハイキングの楽しさは、なんといっても雪がありさえすればどこにでも行けてしまうことだ。雪のない季節は薮だらけの場所も、2−3m積もった雪のお陰で難なく行ける。雪の高さで目にする景色もいつもと変わり、新鮮な気持ちになる。毎日のように何年も通っている森の小径も、うっかりすると迷ってしまうほどだ。
フレッシュな雪の上に初めてつけるトレース。振り返ると自分がつけた跡がついている。帰りはそのトレースを辿ればいいが、雪の日や霧が濃い日は見つけることが難しい。
自分の位置を正確に知っていさえすれば、迷子になることは避けられる。いつもスノーハイキングに出かけるときに必ず携行するものー地形図、コンパス、GPS、マップポインターだ。これらをラジオハーネスにいれて身につけている。
GPSはひと頃に比べるとうんと安くなった。緯度経度がわかればいいので機能はシンプルな方が私はいい。買ったのはCANMOREという台湾のメーカー製のスポーツガイドメイト(GP-101)。お値段は約
GPSで緯度経度を確認し、地形図にマップポインターをあわせれば、ピンポイントで現在地がわかる。あとはコンパスで確認しながら刻んでいけばOK。私でも1回で覚えられたので難しくはない。