ドングリの絨毯

毎年文化の日あたりはお天気がいい。ひんやりとした空気と青空は、まことに気持ちがよいものだ。事務所の周りはドングリの絨毯が敷き詰められ、歩く度に軽快な音をたてる。草木染めをされる方が、このヘタを採集していらした。どんな色に染まるのだろうか。

オオウバユリは立ったままドライフラワーと化す。羽のような種がぎっしりと詰まっている。茎を揺らすと種が風に舞う。雪が来る前の、晩秋の一日。