1/20/2011

スキーシールのグルー(糊)張替え/使用後の反省点

テレマークスキーを初めて買った時に一緒にそろえたスキーシール。55mmのモヘアです。
何年か使わない期間があったのですが、復活させるべくリペアしようと思い立ちました。

さすがに10年以上前に購入し、一度も糊の張替えをしていないのでひどい状態です。からからに乾燥している部分と、糊の利いている分が混在しています。一番の特徴はゴミがたくさんついていることでしょう。スキーシールの取り扱いに不慣れな時期に使ったためなのか、持ち主の性格によるものなのかはここで問わないでください。

ブラックダイヤモンドのゴールドラベル接着剤を購入。1,600円です。日本語の取扱説明書が入っています。
作業はとても簡単そう!

この他に使ったものは、
・電熱スクレーパー
・要らないカレンダー、紙
・厚紙
恥ずかしい写真を晒しておきます。このようにたくさんゴミをつけてはいけません。
電熱スクレーパーをあてると面白いように糊がとれます。シールの端からも糊の塊が落ちます。これでは作業台が糊でベタベタになるので下にカレンダーを敷くことにしました。また、スクレーパーで取った糊を拭い取るための紙か布も一緒に用意しておくとよいです。

再度作業開始。
スクレーパーは斜めに置き、ゆっくりと熱を伝えながら動かしていくときれいに糊が取れます。
年月が経ち過ぎていて糊が硬化しており、取れにくい部分もありました。3年くらいで張り替えるのがよいとのことです。10年以上も放っておいてはいけません。
スクレーパーの上にたまっていく糊。あまり多くならないうちに紙等で拭き取ります。電熱スクレーパーは高温になっているので火傷に注意です。私は2カ所火傷してしまいました。
シールの端に糊の塊ができます。これは後で手で取り除きました。
どうです。上の写真と見比べてください。きれいになりました。
次は糊をつけていきます。糊を伸ばすのに、写真上部に写っている厚紙を使いました。
少しずつ糊をつけて厚紙で均一になるよう伸ばしていきます。
均一に伸ばしたつもりでも糊がついていないところがありました。
写真右が糊をつけたもの、左がついていないもの。

手が糊でベタベタになるよと言われていましたが、2本の指先のベタベタで済みましたよ。小さい火傷はしましたが。

完成です。一晩または約8時間かけて乾かすとのことです。ここでゴミがつかないように気をつけましょう。

実はこの作業、初めてでした。やる前はめんどくさいなーと思っていたのですが、やってみれば意外と簡単。
きれいになっていくのも気持ちがいい。
このスキーシールは放置しすぎていたので糊を取るのに時間がかかりましたが、全行程約2時間で終了しました。

参考:
ブラックダイアモンド ゴールドラベル接着剤 1,600円
グルースクレーパー 5,400円
こちらのショップで取扱っています。通販有り。

【ツアーで早速装着】

 1月23日群馬県の前武尊にてメンテナンス後初めて使用しました。低温の中、シールの脱着を2回しましたが、糊の威力は衰えませんでした。
反省点としては、均一に伸ばしたつもりが一部盛り上がっていたところがあったようで、それがシールを畳んだ際、片側にもっていかれていました。また僅かですが滑走面に糊が付着しました。乾燥は一晩以上かけたので糊の厚さの問題ではないかと考えています。