7/16/2009

「傷はぜったい消毒するな」湿潤療法


傷はぜったい消毒するな

これって常識だったんですかー!?


利用しているはてなブックマークに上記の書評があった。読んでビックリ、これまでの自分の常識【傷は消毒して乾かす】を真っ向から否定された。
著者のホームページも読んでみる。傷の画像でその治癒の早さに再びビックリ。→新しい創傷治療 -顔面挫傷例-(傷や出血の写真が複数あるので、この手のものが苦手な方はご注意下さい)


著者:夏井睦(なつい まこと)氏
1957年,秋田県生まれ。
1984年,東北大学医学部卒業。日本形成外科学会認定医。
2001年10月1日,インターネット・サイト「新しい創傷治療」を開設。
2003年4月,特定医療法人慈泉会 相澤病院 傷の治療センター長として赴任。
2007年7月,石岡第一病院 傷の治療センター長に赴任。
著 作:
【これからの創傷治療】(医学書院):2003年7月
【創傷治療の常識非常識】(三輪書店):2003年12月
【さらば消毒とガーゼ <うるおい治療>が傷を治す】(春秋社):2004年12月
【創傷治療の常識非常識2 -熱傷と創感染-】(三輪書店):2006年1月
『ドクター夏井の外傷治療「裏」マニュアル すぐに役立つHints & Tips』(三輪書店,ISBN978-4-89590-276-2 C3047, \2,600 ):2007年5月
『痛くない!早く治る!キズ・ヤケドは消毒してはいけない―「うるおい治療」のすすめ』(主婦の友,2008年1月)
『傷はぜったい消毒してはいけない』(光文社新書,2009年6月)

夏井氏のホームページ新しい創傷治療「消毒とガーゼ」の撲滅を目指して」より


ブックマークのコメントを読んでみると、これはすでに常識だというのが多い。また中には消毒しないで破傷風の心配はないのかという疑問も呈されている。
破傷風について夏井氏が言及されているページがあった。→破傷風と消毒


これまでの常識【消毒して乾かす】を覆されただけではなく、【かさぶた】に対する認識も否定された。かさぶたは傷が治っていることを示していると思っていたのであるが違うと。かさぶたは傷が治っていない時に出来、治癒の大敵であるとのこと。うーん。頭の中を入れ替えないといけない。

夏井氏のホームページは分量があるのでこれからじっくりお勉強だ。
そして会社の救急箱の中身も変えていかなきゃ。
できれば自分のからだで人体実験したいところ。でも最近傷を作らないのだなー。

湿潤状態を保つにはこちらのような絆創膏がよいらしい。