12/10/2010

病院のクリスマスツリー

昨晩からちらちら降っていた雪は今朝15cmほどの積雪だった。根雪にはならないのだろうか。とりあえず午後3時はまだ残っている。
事務所犬は雪が好きで、雪上をウサギの如く跳ね回る。雨なら一歩もでないくせに。
人間の年齢に換算すれば50代後半だが、好奇心は衰えず元気だ。よく食べ、よく眠る。事務所内で最も運動量が多い生き物だ。本格的に寒くなってきたがヤツを見倣い、こちらも体を動かすとしよう。


山にいると町のようなクリスマスデコレーションを見ない。12月20日頃、スキー客で賑わい出すとスキー場や一部の宿屋で電飾が瞬くくらいだ。今は静かなものだ。
今年初めてクリスマスツリーを見た。外科の待合室にあった。町の飾りはともすると過剰で辟易とすることさえあるが、病院のそれは和む。
もう20年以上前にひと月ほど入院したことがある。ちょうど今くらいの時期だった。入院中にクリスマスがあった。クリスマスイブに看護士さんたちが病室を回り、小さな贈り物を配ってくれた。いつもの白衣に少し赤や緑の飾りをつけて。殺風景な病室が華やいだ 。
塞ぎがちな気分も明るくなった。嬉しくて少しだけ泣いた。
そんなことをツリーを見て思い出した。