さて、駅には着いた。人の流れにのって自動改札を出てから気がついた。何番出口だった?
メモをみるが書いていない。困った。行き先のビルの名前は覚えている。とりあえず地上に出て路上の地図をみる。反対側に出ていた。数メートル歩いてみるがどうも方角に自信がもてない。これは再度地下に降り、正しい出口から歩いた方が間違いない。
しかし、正しい出口にいくには再度改札を通らねばならない。ばかばかしいとは思ったが、160円の切符を買って自動改札を通る。ホームを歩いて先ほどとは別の階段を上る。正しい出口のサインがある。切符を通すと・・通せんぼされた・・なぜ?駅員のいるところで切符を見せると、その人はだまって160円をくれた。
なるほど。電車にのっていないから返金されたのか。機械は賢いのー。
無事集合時間に間に合った。このことを会った人に話すと呆れられた。地下鉄は出口番号が最も大切な情報なのに、それを忘れるなんてと。その通り。
妙高に戻ってきてメモしたポストイットを捨てようとふと見ると、なんと正しい出口の番号は裏に書いてあった。しかも大きな文字で。暑さで頭がぼーっとしていたのだろう、きっと。