9/24/2013

山葡萄ジュースを作る

裏の犬がずっと鳴いているのが気になり、久しぶりに顔を見にいってみるかと小径を歩いていた。すると目の前に山葡萄がたわわになっているではないか。去年の秋はここまで目を引くほどなってはいなかったと思う。犬は鳴き続けていたが、事務所に引き返して鋏とボールを持ってくる。手の届く範囲のものを収穫した。一粒口に放ると顔をしかめるくらいに酸っぱい。


さて、そのままでは酸っぱ過ぎる。どうするか。砂糖を加えるのも面白くない。夏にザクロを絞っただけの「ザクロビネガー」を買い、おいしくいただいていたのを思い出し、何も加えないジュースを作ることに決めた。ジュースならドレッシングに加えたり、アイスクリームやヨーグルトにかけるなど用途が広がる。
インターネットでレシピをいくつか見た中で、熱を加えず手間もかからないものを試してみることにする。参考にさせていただいたのはこちら→ http://nodakankou.exblog.jp/14781461/




葡萄は洗わず、手でゴミをとった。参考にしたやり方では房についたまま潰すとあったが、後の手間を考えて始めに房から実を外した。

今回の量は865g。予想では約300mlのジュースがとれそうだ。かかる時間は1週間。なんと贅沢なジュースであろうか。



やや厚手の清潔なビニル袋に入れて、足で踏む。ワイン作りを思い起こす(作ったことはないけれども)。プチプチと潰れていく。おおかた潰れた所で最終チェックをして全ての粒を潰した。袋を縛り、そのまま3日放置とのことなので冷蔵庫へ入れた。さて、どうなりますやら。続きは3日後に。

3日後...
より紫色が濃くなった液体にわくわくです。袋の上から全体を揉んで、さらに4日放置とのこと。
さすがに1週間かけて300mlではさみしいので、翌日再び採集し約1.3kgの実を仕込みました。

1週間後...
濃い紫色のジュースが完成しました。味は期待した甘さはありませんでした。生の実を食べた時の酸味が若干和らいだくらいです。常温に長く置いておくと液体の表面に小さな泡が出来てきます。原液を希釈せずに飲むのは辛い味ですし、お腹が緩むように思います。
発酵が進むと厄介におもい、沸騰する寸前まで加熱しました。更に砂糖も加えて味を整えました。最終的に加熱、加糖するならば、最初から煮た方がよかったのではないかと思う次第です。