2/25/2011

子どものスキー指導について 追記しました

in English

高デッキ山ツアー/年長さんがんばる


私は以前保健体育の教員を10年ほどしていました。教育学部の学生の頃は夏休み期間には子どもの水泳指導を、冬はスキー指導のアルバイトをしていました。
当時私が自分の指針としていたことは、「体育嫌いの子どもをつくらない」ということでした。


からだを動かすのが面倒くさい、下手だからやりたくない、少しもうまくならないからつまらない、そのスポーツの面白さがわからない、ケガをしたからやりたくない・・・。このような思いをしない、生涯にわたって運動やスポーツに親しむための指導を行っていました。
この考え方は今も持っています。ひとつのスポーツをきっかけにして、からだを動かすことの楽しさ喜びを知り、人生を豊かにして欲しい。その入り口に私は立っています。

杉ノ原スキー場上部/練習の合間に

テレマークスキーを使うのには理由があります。

1、 重心に乗ることを自然に身に付けられること
2、 捻挫や骨折などケガをしにくいこと
3、 ゲレンデ、森、山・・と活動範囲が広いこと


1:あらゆる運動・スポーツで肝となることは正しい姿勢をとることです。スキーでは重心に乗ることが大切です。これが自分自身でわかれば上達が速くなります。正しい姿勢をとらないとテレマークスキーで歩くこと、登ることは難しいので、自ずと身に付くというわけです。

2:テレマークスキーは踵が固定されていません。そのため転んでも無理な力がかかりにくいのでケガが少ないです。

3:スキーをする場所はスキー場だけではありません。雪があるところならどこでも楽しめるものです。ひとつの道具で歩く、登る、滑るができるテレマークスキーなら活動範囲が広がり、世界も広がります。


戸隠・鏡池から森林植物園/地図で確認中

まずは森に行きましょう(ステップ1)
うまれて初めてスキーをする人なら特にです。転んでもフカフカの雪、暴走してくる人もいません。ウサギの足跡を追いながら歩いているうちに、スキーに慣れていきます。ちょっとした坂も滑ってしまいます。森の中には雪で覆われた沢もあります。周囲を注意深く観察するようになります。


道具に慣れたらスキーの技術を覚えましょう。森歩きから始めた方が、上達が早いことが私たちのこれまでの経験からわかっています。リフトに乗りたくさん滑って、スピード感を楽しむようになったらもう大丈夫。このシーズンでスキーが好きなスポーツのひとつになること請け合いです。


さあ冒険の第一歩(ステップ2)
スキーの乗り方に慣れたら次のステップに挑戦しましょう。地形図とコンパス(磁石)を持って未知の森に行きましょう。地形図の見方やコンパス(磁石)の使い方を学びます。更にGPSとマップポインターの使い方をマスターすれば、自分が今どこにいるかがピンポイントでわかります。これで雪の野や山で迷子になる心配はいりません。これは子どもだけでなくご家族で挑戦してみるのも楽しいですよ。



子どものためのスキー教室

ステップ1
午前9:30分受付 レンタル合わせの後、途中昼食休憩をとり午後3時まで。
おひとり 7,000円 スキーレンタル一式、傷害保険、消費税が含まれます。
前日の午後5時までにご予約下さい。


ステップ2
午前9:00受付 
午前9:30から座学(1時間程度)の後、フィールドに出ます。途中昼食休憩をとり午後3:00まで。
おひとり7,000円 スキーレンタル一式、傷害保険、消費税が含まれます。
ご家族参加(大人1人、子ども1人)12,000円
前日の午後5:00までにご予約下さい。


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