中学3年生が先生とともに来訪。自由研究のためのインタビューである。
二十数名の3年生が限界集落のある地域の魅力を広く発信することを大きな課題として掲げ、複数のプロジェクトを立ち上げている。その中には地域でかつて作られていた料理を再現するというものや、蛍の生息する場所をマップに落とし、それを道の駅など人の集まるところに置いて集落に足を伸ばしてもらおうとするものなど、彼ら彼女らが考案した「中学校公認ブランド」の構築という大変面白いものだ。
当然この取り組みは夏休み期間中で終了ではなく、おのおのが研究を進め11月に中間発表をおこない、卒業までにきっちりとした形にしていこうというものだ。
お話しを伺いこちらまでわくわくしてくる。
卒業したらそのプロジェクトはおしまいとならないよう、根付いて行くお手伝いをしていきたい。地元料理は弁当として商品化し、弊社のお客様に提供するなど販路開拓ができるだろうし、マップはカントリーウォークに深みを与えてくれることだろう。
学校の自由研究がコミュニティビジネスに繋がっていくというのは、中学生にとっても面白いものだと思う。卒業してから本格的にビジネスに取り組もうとする生徒や、地域を元気にする核となる生徒も生まれてくるのではないか。
今回は一人の中学生とだけお話しをしたのだが、2学期早々3年生全員とお話しをすることになった。来年3月で学校はなくなってしまうが、彼ら彼女らの取り組みと地域はなくなることはない。
中学生から元気をもらった。