4/25/2009

尾籠な話ですが


朝からやむことなく降る雨。寒い、寒い。
ウール着込んで事務所にいたら、東京からのお客さんに笑われた。


事務所犬は排泄欲求があると、前足を私の膝におき鳴いて教える。一緒に外に出てやり「おしっこしてね」というとすぐにする。そしてまた事務所に入るのだ。
しかし雨の日は自分で要求したにもかかわらず、外に出るのを嫌がる。それでリードを見せる。すると条件反射のようにスタスタッと外へ駆け出すのだ。これは毎回面白いと思っている。

先日、ボーダーコリーを連れた観光客と立ち話した。6歳のその犬は初めての遠出だそうだ。
驚いたことにこのボーダーコリー、5歳まで散歩中に排泄ができなかったという。室内で飼っているのでいつも家の中で済ませている。日常の散歩のときも、まずは室内で済ませてから出かけるのだそうだ。飼い主がそのように仕向けたわけではない。犬が望むのだそうだ。
最近は猫の排泄は家でというのが常識になりつつあるときくが、犬のそれは初めてきいた。
「今日もずっと歩いているんですが、まだしないんですよ」と心配そうな飼い主であった。


それをきいて2泊3日野営をしながら山を歩いた都会の子どもが、キャンプが終わるまで排泄(大の方)が出来なかったことを思い出した。小の方もおずおずとだった。なにせ町に暮らしていて外で排泄などしたら軽犯罪、経験がまったくないのだからしょうがないかもね。環境の変化による緊張で排泄ができないってのもある。
それにしても、よく我慢できるなぁと思ったのだった。