11/29/2010

トルコ 旅のスタイル

【行程】
1日目:東京(トルコ航空にて約13時間)ーイスタンブル(乗り継ぎ)ーアンカラ アンカラ泊
2日目:アンカラ(以降、貸切大型バスで移動)ー塩湖ーカッパドキア観光/ウチヒサル、ギョレメ野外博物館、カイマクル地下都市などーベリーダンスショー(オプショナル)洞窟ホテル泊(オプショナル)
3日目:絨毯工房見学買物ースルタンハン隊商宿、オブルック湖ーコンヤ観光/メブラナ博物館、インジェミナレ見学ーパレッカム泊

4日目:パレッカム観光/ヒエラポリス、石灰棚ーエフェソス観光/古代都市エフェソス、アルテミス神殿ー革製品工房ートルコ石工房ーアイワルック泊
5日目:アイワルックーチャナッカレ観光/トロイの木馬ーダーダネス海峡渡るーイスタンブル泊
6日目:イスタンブル観光/トプカプ宮殿(ハレム含む)、ブルーモスク、ヒポドルム、アヤソフィア、地下宮殿、エジプシャンバザール イスタンブル泊


7日目:イスタンブル観光/ガラタタワー、グランドバザール、ボスポラス海峡クルーズ(オプショナル)ーイスタンブル発(トルコ航空にて約11時間)
8日目:東京着
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ざっとネットで見たところ、複数他社のトルコパッケージツアーも6日から9日で上記のような主だった観光地を周遊するものだ。日本語ガイドが同行するスタイルも同じ。旅行会社が販売するもので、これと大きくかけ離れたプランというものは今のところ見当たらない。こちらでご紹介した旅行記を書かれた方のように、ご自分で計画し手配する個人旅行か、上記の周遊型ツアーのいずれかというのが、トルコ旅行の現行スタイルだ。


私自身はプロフにも書いているように、これまでバックパックを背負った個人旅行で外国に行くことが多い。というか、今回のような団体ツアーは人生初めてであった。未経験および集団行動が若干苦手なるゆえ、心配することもあったのだが、終わってみれば団体ツアーの良さというのもわかる。

何より日本語ガイドの存在だ。今回の旅で随分とトルコに関する知識が増えた。目の前のトルコ人と日本語で話せるので、同時代トルコ人の考え方も知ることができた。職業観や結婚観といった個人的な話題も聞けた。個人旅行でガイドを雇うのはなかなか難しいので、これは団体ツアーのメリットだろう。

またこれだけの分量を効率よく回るのも貸切大型バスを利用したツアーのメリットだ。トルコには鉄道もあるのだが、敷設したドイツとのからみで遠回りをするルートが多く(この経緯も実に興味深い。トルコという国は人がよすぎるきらいがある)、自動車移動の方が時間がかからないということがある。公共のバスより貸切の方が時間的に都合がいいのは日本国内と同様。ただ、この周遊型ツアーはハードである。


同乗者の年齢層は他の海外旅行と同様高く、平均は65才といったところだっただろうか。最高齢は80代の女性だった。
疲れがたまってくると体調が心配になる。幸い大きく崩す方はいらっしゃらなかったが、旅の後半出しゃばって坐ってできる体操を皆さんとした場面もあった。
ツアーで初めて出会う人同士が気持ちよく過ごせるように、お互いに気遣うことも快適な旅を続ける大事な要素だ。運のいいことに今回の同乗者は、それぞれが人を気遣う方たちであった。もしそんな人たちばかりでないときは、添乗員とガイドがムードを作っていくことになるのだろう。自分が添乗だったらちょっとしんどい。いや、それはプロじゃないから。

2度目のトルコ旅行を計画するなら、どんなものにしたいか。長期滞在の個人旅行がしたい。古い石造りの建物の美しさと現代的なものがうまく調和しているイスタンブルに、家具付きアパートを借りてひと月ほど暮らしてみたい。
今回団体ツアーだったので食べたいものを注文する自由はなかった。トルコ料理を堪能したい。
トルコの古い楽器を習ってみたい。
ほんの2時間ほど過ごした夜のイスタンブルの喧噪、路上でのライブ、クラブ、路地いっぱいに人が溢れていたオープンカフェ。じっくり楽しんでみたい。それから世界遺産の都市サフランボムにも行きたいし長く滞在したい。まぁ結局好きな旅のスタイルは変わらずってことかな。でも一回予習しているからかもしれない。