2/08/2010

中学生が取り組んだ「地域活性化」

妙高市立新井南中学校の3年生が、総合的な学習で地域活性化に取り組んだ。ひとり一テーマ。中学校の学区域である「南部地域」でできる自然体験はないかと、夏休みに質問にきた一人の生徒がきっかけで、中学校との関わりが始まった。

3月で閉校となるが、「南中認定ブランド」として、それぞれが取り組んだものがこの先も残るようにという想いがあった。私も知らなかった郷土料理を、地元弁当業者の協力のもと、商品化すべく取り組んだり、地域の見所を落とし込んだウォーキング用マップを作成したりと、なかなか立派なのである。

取り組む前は、自分たちの住む地域には何もないから興味もない、という意識だった。しかし、調査研究を進める中で、普段話したことのない地域のお年寄りと話し、それまで足を運ぶこともなかった(!)南部地域からの風景の美しさに心打たれる。今は、何も無いのが魅力なのだと言う。

彼ら彼女らの取り組みは、学校内に留まらず、私を含め複数の大人を巻き込んだ。それは「中学生のお手伝い」という片手間なものではなく、本気にさせる熱があった。これこそ、「地域活性化」なのではないか。

2学期に研究発表も終わっているのだが、最終的なまとめとして現在PRに取り組んでいる。自分たちの地域に外から足を運んでもらいたいので、情報発信しようというわけだ。
試行錯誤しながら作ったプレスリリースを、本日県内外のマスコミに送信した。果たして興味を持って取り上げてもらえるだろうか。また、生徒たちが撮りためた膨大な写真を精選して、3分ほどのスライドショーも作った。こちらは妙高チャンネルで放送してもらう手はずとなっている。

新聞、テレビなどで「妙高市立南中学校」の名前を、皆さんが見て下さるようになるといいのだけれど。