Aさん:ある事業の情報が欲しい人。
Bさん:ある事業について知っている人。Cさんと親しい。
Cさん:ある事業についてBさんより詳しい人。
Dさん:ある事業を主催している人。責任者。
BさんがAさんから「情報が欲しい」と言われました。
あなたがBさんだったらどうしますか?
同じ日に上記パターン(簡略化してある)が2例あり、全く異なる対処法を経験しました。
パターン1
BさんはCさんに出来事を報告し対処を相談。
Cさんは責任者であるDさんから直接Aさんにお知らせした方が間違いがないと判断。
CさんはDさんに報告。報告するにあたって、Aさんに欲しい情報を再確認するため電話。
BさんもAさんに電話して、CさんとDさんから連絡がいくよと話す。
Dさんはちょっと忙しいからCさん替わりにこの資料を送ってと指示。
CさんはDさんから受け取った資料をAさんに送る。
CさんはAさんに資料を送ったことをBさんに報告。
終了。
パターン2
BさんはCさんに事業の内容をきく。
CさんはわからないことがあったのでDさんにきき、Bさんに伝える。
BさんはそれをAさんに連絡。
Aさんはまだわからないことがあったので、再度Bさんにきく。
Bさんもわからないので、またCさんにきく。
CさんもわからいのでDさんにきく。
DさんはここまでBさんがはじめたAさんとのやりとりの全貌がわかっていない。
で、DさんはBさんに全貌をきく。
DさんはAさんに直接電話。
終了。
「ほうれんそう」といわれる報告、連絡、相談があるパターンとないパターンの典型的な事例。
正確な情報伝達のためには、伝言ゲームにならないよう中に入る人を極力少なくした方がよいです。もし入らなければならない場合は、口頭で伝えるよりも、文書にして双方が持つことが間違いを少なくします。
この事例で最も大切な点は、誰が責任者なのかということ。責任者の指示を仰がなくてもよい場合もあるでしょうが、報告などは必要。指示系統を統一しないと現場は混乱します。