6/10/2014

マイマイガの幼虫、大量発生中



気がついた時には葉がすっかりなくなっていました。
今年はマイマイガの毛虫が大量発生しています。事務所の周辺だけでなく、関山の国立妙高青少年自然の家でも報告がありましたので、広範囲に渡っていると思われます。
初夏の楽しみだったブルーベリーは、花芽を全て喰われてしまい今年は実がなる事は無いでしょう。桜の木の下にあったのがまずかったのでしょうか。
この毛虫、ブランコケムシとも呼ばれており、自分で糸を吐き出し、風に乗って浮遊し、好きなところに着地して樹木、草木を食べています。
殺虫剤や農薬で対処するには発生範囲が広過ぎて追いつきません。ひたすら見つけ次第集めていますが、どこまで効果があるのか疑問に思うほどの量です。
(ペットボトルの先端をカッターで切り、灯油と水を同量入れた中に箸などで毛虫を落としています。入れた途端に死にます。)

色々お話しを伺ってみると、10年に一度の割合で大量発生し3年ほどで終息するそうです。具体的な理由は不明ですが毛虫に病気が蔓延して終息し、大量発生する場所が移っていくとのことです。
卵塊の時に取っておくのが最も効果的ですが、あちらも知恵もの、なかなか見つけにくい場所に産みつけています。
毛虫に耐える期間はあとひと月ほどでしょうか。

この毛虫は刺してきませんが、弱い毒があるとみられ皮膚の弱い人や毛虫の毛にアレルギーのある人は、触らなくてもかぶれたりカユミが酷くなります。先に書いたように自分で移動するために糸を吐き出すのですが、空気中にも毛が漂っているためだそうです。上越市の皮膚科に受診した知人によれば、今年は毛虫被害での受診が多いとの事でした。
幸い私は皆と同じ行動をしているにもかかわらずかぶれる事はありません。少し前にアレルゲンの検査をした際、36の検査項目すべてゼロ、つまりアレルゲン物質はありませんでした。そのためだと考えています。

自然体験活動にいらっしゃる皆さんがこちらに来られる時には、毛虫は完全に終わっていますのでご安心ください。