10/23/2013

紅葉もゆる / 中越地震から9年



今朝の妙高山は朝日が当たって紅葉が燃え立つように輝いていた。上空には白い月。目を転じると黒姫山、高妻山、乙妻山には雲がかかりこちらも絵になった。
光線の角度によるマジックともいえる光景は、15分ほどで終わった。早起きをするものだ。


中越地震から今日で9年。暗くなってから揺れたのだったなあと思い出し、時計をみるとちょうどその時間だった。17時56分。あの日は妙高高原にいた。
長岡に住む親の無事が分かったのは夜遅くになってからだった。それまでテレビから流れる見慣れた長岡駅前の揺れる映像を見続けていた。大きな被害があったことを知ったのは翌日だっただろうか。
逡巡した後車で長岡へ向かった。災害救助のトラックを見る度に救助の邪魔になっているのではないかと後ろめたい気持ちになった。道路は波打っていた。余震が頻繁にあり、揺れる度に震度がわかるほどになった。熟睡はできなかった。
実家は壁にヒビが入り土台がずれる程度で済んでいた。親戚、友人を見舞った中で今でも覚えているのは、長岡市役所に勤める友人の話だった。彼は避難所に泊まり込んで市民のお世話をしていた。自分の家も被害にあっていたがそれは二の次だった。小さな子どもは遠くの親戚に預かってもらったと言っていた。
数日後、母親と猫2匹を妙高高原に連れ帰る。慣れない狭いアパートに連れて来られた猫のうち1匹は、天井裏に入ったきり2、3日出て来なかった。

阪神淡路大震災、中越地震、中越沖地震、東日本大震災に洪水や豪雨被害。目まぐるしく各地が甚大な災害に遭っている。特に地震の多い国に暮らしていることを忘れず、その備えの重要性を再確認した日となった。