7/28/2012

番人の目に涙

5年生と6年生の男児が、「秘密基地作りツアー」参加者全員に秘密のプレゼントを贈ろうと、3日目の午後から取り組んでいました。森の木で作るコースターです。斜めになったり、一枚切るのに10分くらいかかったりと苦労していました。 

別れの日、ふたりが私たちの前にやってきました。
「森の番人さんたち、ありがとうございました」と、メッセージを書いたコースターをプレゼントしてくれたのです。全く予期せぬ出来事に驚きました。
すごく嬉しかったです。(このツアーで私たちは「森の番人」という「キャラ」でした)



このツアーはある学習塾の体験学習部門が募集しているものです。同じ学校同士の人は一人もおらず、それぞれが一人で参加し、ここで初めて仲間になりました。 最初はまとまらず、それぞれが勝手に秘密基地作りを始めていたのですが、活動が進むにつれリーダーが現れ、皆でひとつのものに取り組む姿勢に変わっていきました。 喧嘩をして泣いたり、謝ったりという場面もありました。 

2日目の午後にコンパスと地形図を使って、森の中を広範囲に探検しました。道のない原生林の中でコンパスを頼りに歩くポイントで、一気に班がまとまりました。ちょっと高いハードルが、子どもたちを成長させてくれます。
 川に渡した一本のワイヤーを伝って空中横断するポイントは、2年生も頑張りましたよ。 

秘密基地も泊まれるくらいよく出来ていました(中高学年チーム)。低学年チームはなんと3階建て。1階は腹這いになって入るんですけれどね。