4/02/2011

寄付先について/ボランティアの後方支援

昨年1月12日のハイチ地震の際、寄付先について記事を書いた。
ハイチ地震寄付先について

今も基本的な考え方は変わりがないが、現地でこまめに被災者の援助にあたっている民間ボランティアの人たちの姿を報道で見て、ボランティア団体へ寄付をしたいと思っている。
この大震災の被害は広範囲に渡り、大量の支援物資を満遍なく配布することとニーズの把握が今の課題であるという。 ガソリン不足の現地で、毎日複数の避難所や個人宅を歩いて回り、要望をきいているボランティアをみて、政府や自衛隊、消防、警察機関などと違う役割を担っていると感じた。そして彼女ら/彼らの活動で、被災者の方たちの生活が少しずつ改善されていっているということがわかった。
自分が実際に現地にいってボランティアをすることは今はできない。彼ら/彼女らの活動が継続できるようにという思いから後方支援したい。



金曜に配布された「フィールドライフ」というアウトドア雑誌は、30ページの震災ボランティア特集を組んでいる。どれも読み応えのあるいい記事だ。
 アウトドア義援隊を組織し、直後から現地に入られたモンベル会長辰野勇氏は「企業とか会長とか、それ以前の問題として、人間です。人としてやるんじゃないですか」「議論はいらない、即行動すること。これはどの場面でもいえることです。」と語る。

廃油を燃料にしたバイオディーゼルカーで、世界中を旅する山田周生氏は、旅先の岩手県で大災害にあった。 すぐさま情報を集め、救援物資の運搬を始められた。ガソリンがストップした現地で山田氏の車だけは影響を受けない。農家からお米や水などの物資を、商店街からは廃油をもらって釜石の町に入られたそうだ。
(リアルタイム な活動の様子はこちらで @biodiesel_adven )

阪神大震災でボランティアを束ねる活動をされていたホーボージュン氏の「ボランティア志願者へのメッセージ」は、これまで読んだボランティア活動論の中でも一際冴えている。ボランティア未経験者であった氏が、ゼロから仕組みを作り上げた下りはとても参考になる。
(リアルタイムな活動の様子はこちらで @hobojun )

 アウトドアショップに配られており無料。ぜひ手に取って欲しいと思う。弊社にもまだあるので、お立ち寄りの際にどうぞ。

追記:近々ネットでも見られるようにされるそうです。
http://hobo.air-nifty.com/hobodays/2011/04/post-b046.html

「ボランティア志願者の君へ」 
http://hobo.air-nifty.com/hobodays/2011/04/post-8797.html


参考:
アウトドア義援隊
RQ市民災害救援センター(NPO法人日本エコツーリズムセンター)
がんばっているNPO/NGOを応援するThink the Earth基金