2/11/2011

やっぱり革靴だなと思った一件

ゲレンデから戻ってきたお客さんにWelcome back と声をかけたら、.......broken ......  (......の部分も話しているのだが)。よく聞いてみるとアルペン用スキーブーツの一部が壊れたらしい。踵上部にある角度調節ハンドルのネジがまっぷたつに折れていた。応急処置で針金でとめてある。それに替わるものが欲しいとのことで、在庫をあれこれみるもよいものがない。部品がないかと代理店に電話、調べてくれるとのことで一旦切る。

古いブーツなのかと思いきや、つい3週間前に日本のショップで購入した新品とのこと。まだ15回くらいしか使っていない。今日はゲレンデでパウダーを滑っていたところ、急にネジが飛び、その衝撃で転倒したのだと言う。
これってクレーム案件じゃない? メーカーのカタログを見ると、今シーズンに投入したニューモデル。購入したショップで長期間在庫としてあったものではないだろう。

購入したショップにも電話。クレーム処理はショップからしてもらうことになる。
代理店から在庫確認の電話、ジャスト1本だけネジがあった。即送ってもらうことにする。ネジが届くまで今の処置で様子を見るとのこと。片方のネジが飛んだのだから、もう片方も飛ぶ可能性はある。両方のブーツ用にネジを送るよう依頼して、とりあえず一件落着。

革靴愛用の私は内心「プラブーツ、こわー」と思った。直径3mmのネジ1本で不具合が起こる。プラスチックブーツの経年劣化は知っていたが新品でこの事態。革靴だと紐が切れないかぎり突然不具合ってことはない。しかも紐の状態は履く度に確認できる。

私が心の中で思っていたことを同僚が発言したところ、くるぶしのホールドが弱くて怪我はしないのかとの質問がきた。がっちり固めている方が怪我に繋がりやすいと思うのだけれど、彼とは考え方が真逆だった。