12/04/2009

引っ越して1年 - とりとめもなくネットを考える

ふと、そういえばこちらにブログを引っ越したのは昨年の冬だったなぁと思い出し、最初の投稿日を確認してみると、まさに12月4日この日であった。

前のブログのスパムの多さに辟易したのもあるけれど、毎回ハンドルネームを替えたり、通りすがりと名乗ってわけの分からぬ書き込みする人にほとほと困った事も引っ越した理由であった。こちらに来てからは、無難な内容に徹したこともあり、コメントで困る事はついぞなかったが、心の深い所で怯えていたと思う。

それならば、いっそブログなどやめてしまえばよいのだが、なんというか習慣のようになっていたこともあり続けていたのであった。嫌がらせに屈するのも癪だという気持ちもあっただろう。

夕方のニュースを見ていたら、ネット上で誹謗中傷を行った男が逮捕されるという事件を報道していた。Vの中で弁護士が、法律はあることにはあるが穴だらけであるとコメントしていた。ブログを書く市長の発言問題もあった。これらの報道も1年前の事を思い出すきっかけとなった。

この1年はネットとの付き合い方というものを色々と考えるものだった。まだ懲りずにネットを利用しているのは、得るものが多いと考えるからだ。スルーする力も多少は付けたとも思う。この度の事業仕分けではネットなしでは十分な情報を得る事はできなかった。自分の知見を広げる専門家のブログとの出会いや、趣味の音楽の交流もネットなしではもはや無理だ。


ネット上で本名を名乗る必要は私はないと思うが、コミュニケーションが主となるwebサービスでは、その人がどんな事を考えている(書いている)かというのがわかる仕組みのものがいい。長文のブログでなくてもいい。一言のコメントでも数があれば何かしら見えてくるものがある。そのような担保があると私は安心ができる。また発言にも責任を持つのではないかと思うのだがまだ甘いかな?今日の事件報道を見れば甘いか...。

ともあれ、この1年ネットで嫌な思いをする事がなかったのは喜ばしい。