9/27/2009

スパイス

ハウス食品さんのスパイスのワークショップに参加した。
社員の方がスパイスについてわかりやすく説明してくださった。カレーの会社とはいえ、スパイスに対する情熱は相当なもの。そしてその知識も膨大なものだった。

今回はカレーの基本的なスパイスについて。4種類をブレンドしてカレーパウダーを作る。そしてそれでキーマカレー(ひき肉のカレー)を作った。たった4種類で大丈夫なのかと当初思ったが、全く問題なし。とてもスパイシーで、かなり好きな味だった。

カレーの4大要素は「匂い」「こく」「色」「辛み」。
クミンは匂いを、コリアンダーはこく、ターメリックは色、レッドペッパーは辛みを担う。
単一ではそれぞれ個性ある匂いで、中には刺激が強過ぎると感じるものもあるが、適量をブレンドしていくと、あら不思議、マイルドになっていく。



コリアンダーはうちの台所ではあまり活用場面がないのだが、海鮮塩焼き蕎麦やトマト系の仕上げに使うとこくが増すとのこと。またホットケーキにも合うというのにはびっくり。

ターメリックは水に溶けず油に溶ける。仕上げに使ってはダメで、必ず加熱して使うこと。それによって特有の苦みが消えるのだそうだ。

レッドペッパーがない場合は一味唐辛子を使う。粒が細かいほど辛みを感じるのだそうだ。

湿気を嫌うスパイスパウダーなので、チャック式の袋にいれ冷蔵庫で保存すること。調合してから1年はもつ。また調合後すぐよりも1ヶ月後のほうが熟成して更に美味しいとのことであった。



この4種の基本配合比率は以下。
クミン 5
コリアンダー 3
ターメリック 1
レッドペッパー o.5

最も大切なことは、スパイスを使いすぎないこと。